読んで、観て、聴いて、書く。游文舎企画委員の日々の雑感や読書ノート。
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過去の展示作品


2018年11月3日〜11日

猪爪彦一展「過ぎ行く刻(とき)の記憶Ⅱ」

 


2018年10月6日〜14日

阿部克志版画展「多重宇宙(マルチバース)への旅立ち」




2018年9月15日〜24日

毒素の秋Ⅳ



2018年8月4日

田原氏講演会

 


2018年7月14日〜22日

たかはし藤水 インスタレーションFuji

 


2018年6月2日〜10日

茅原登喜子展
 
6月2日には作家が公開制作いたしました。

2018年5月5日〜13日

稲澤美穂子 日本画展「有象 無象」
 
稲澤美穂子
神奈川県在住 多摩美術大学、武蔵野美術大学卒、デザイナーを経て作家となる。
好きに描く。自分勝手に描く。これがなかなか難しい。
サロン・ドドーヌ(パリ)、観○光京都展(御寺泉涌寺、東大願寺渉成園)など 
個展・企画展多数 日仏現代美術賞展サロン・ドトーヌ賞 他
https://www.mihokoinazawa.com/
 

  游・弦 You・Gen(2016)6尺4曲1双 麻紙、岩絵具、金・銀・プラチナ・錫・銅箔

2018年4月14日〜22日

最後のVS・乱闘展
 
出品者
猪爪彦一/荻野弘一/佐藤秀治/佐藤美紀/信田俊郎/霜田文子/霜鳥健二/関根哲男/高橋洋子/玉川勝之/藤井芳則/星野健司/堀川紀夫/前山 忠/吉川 弘
 
格闘技のノリで始めたVS展も10年目となりました。展示まで内容をお互いに知らせないでやるというアートによる対決。これは実際にやってきてみて、いざリングに上がって構えてみると、どの作家もひと筋縄ではいかぬ圧倒的な力量をいつも感じました。あの緊張感と刺激はVSならではのもの、かくもひとりひとり違うことも。
ここで一区切りつけることとし、今までの対決者全員と新たな5人の乱入者を迎え、総勢15人による世紀の「最後のVS・乱闘展」を開催いたします。
熱きバトルを御高覧ください。
関根 哲男

2018年3月24日〜4月1日

今井伸治クロッキー展「外側の仕事」
 

人体クロッキー(速写描)作品の整理をしながら、あれやこれやの思案中。クロッキーは基礎練習や下仕事との認識があるせいかクロッキーの展覧会は少ないようです。3~20分の短時間で連続速写は時間に追われ「無我夢中」の作業ですが、そのシンプルでレアな作業の積み重ねは純度の高い表現法として確立されたジャンルで、決して基礎練習用や下仕事用の作業ではないと思います。 ある時、クロッキーの描き方を変えました。対象となるモデルを描くことをやめたのです。モデルの周囲を塗りつぶす事で浮き彫りに描き出す方法で「外側の仕事」と名付けました。「内側の仕事」はモデルを従来通り描く事です。この「外側の仕事」で行き詰まり気味な表現から脱却できたと思っています。
当時、私は木板に絵を描いていて、どうやって素材の木板にイメージを定着、共存させたら良いのか試行錯誤していました。その一つにダンボール、針金を使ったクロッキーがあります。それらの素材が最終的に味付けをしてくれるのですが、外側の仕事を「素材」に、内側の仕事を「作り手」に置き換えての仕事でした。外側の仕事としての「素材」をどう扱うかが大切なのだと実感しました。結果として、板絵からは絵が無くなり木のコンポジション作品になり、さらに立体化変化して行きました。
現在のギャラリーグルグルハウス高柳も「外側の仕事」を企画展、作家、地元の交流など、内側をグルグルハウスという器に置き換えて活動しています。今回の展示はクロッキー作品の中に板絵から立体作品を配置したいと考えています。